■みなさんご質問ありがとうございました。■
■やはり私達、いわえる内にいると気付けないご質問が多かったように思います。皆さんの疑問、解決できましたでしょうか?。まずは回答第1弾。6つの質問にお答え致します。是非ご参考下さい。
 また、専用フォームは終了してしまいましたが、何か暗室作業等で「ううう〜ん??」となった時は、お気軽にメール頂ければ出来るだけのご回答申し上げたいと思います。




>プリントマンが、商売抜きで惚れ込んでいる印画紙と薬液のコンビネーションを教えて下さい。
>あとその理由も教えて下さい。

■私のお気に入りの組み合わせ。なかなか難しい質問ですね。ラボはその場その場でより良い組み合わせをしていきますから。
 私個人的にKODAK独特のグレーが好きなんです。今日本店頭にカムバックして欲しいですね。ほんと。なので、「KODAK Polymax Fine Artバライタ印画紙」(現在日本の店頭には残念ながらありませんが)と「KODAKセレクトールソフト現像液」と「KODAKデクトール現像液」の2浴現像の組み合わせが好きです。(もっと言えば今のFine Art2よりFine Art 1の前モデルの方が好き。そんなに違わないかもしれないけど、なんかな〜)この2つの現像液を使うと特にその特徴がより引き立ちました。でもこの2浴は硬めのネガの場合。柔かいネガの時は1種類しか現像液を使わなくてもOKです。


>イルフォードのマルチグレードRCペーパーを使っています。出来るだけスポットの必要がないように焼いていますが、いつも万全とはいきません。それで、スポット作業をするのですが
>これについてはいつも必ず上手く行きません。染料はLPLのプレートに塗布されたものをつかい、面相筆の先を使って、極小になるように点々とするのですが・・浮いた感じになりだめです
>RCペーパーにはスポットは向かないのでしょうか?

■完璧にチェックしたつもりがあららこんなとこに・・・。ほんと万全とはいきませんよね。たしかにRCペーパーのスポットは目立ちますが、バライタ紙でも結局は同じ、目立ちます。ですので修正するものは少しでも粒子の細かいものを選んでください。お勧めとしては、
□液体の「スポトーン」
液体なのでかなり粒子が細かく、直しもできるのは助かる。
□染料のダイアポカラー
染料なので紙に染み込みかなり目立ちにくい。でも逆に間違えても落とせないので慎重を要します。専用のリムーバーがありますがあまり効果がないです。
などがあります。いずれも水で薄めながら使用します。
上記のものはLPLのものと違ってではないので決して舐めないようにしてください。また筆は面相筆などを使用するよりも、「極端に毛足が短く細いもの」が向いています。このスポットに関しては道具が命なので、より良いものを揃えられるのが一番だと思います。


>撮影済みフィルムは冷暗所に置いておくとして現像までどのくらいの期間置くと劣化するものでしょうか?

■先日カメラ誌に20年前のフィルム(B/W)を現像したら全く問題なかったという記事がありました。想像以上に光のエネルギーが強いものなのでしょうか。でもこの例は湿気・温度どちらか一方が偶然にも一定に保たれた奇跡に近い状態であったと思います。
 一般的に、「ネガカラーなら1年程度。モノクロフィルムは2、3年大丈夫だ」とは言われていますが、早いにこしたことはありません。すぐ現像処理をしましょう。


>自分でフィルムを現像したら、フィルムの真ん中が色が違っています。どうやら「2色かぶり」という現象を起こしているそうです。
>現像・停止・定着、全てを新しいのに変えて現像したのですが、やはり同じ現象がおきてしまいます。ステンレスの現像ボトルに原因があるようです。銀が内側についてしまっていて、現像のたびに、この問題が起こっているようです。
>これはひたすら洗うしか方法は無いのでしょうか。毎回、現像のたびに良く洗って、きれいにしていたつもりなのですが、ボトル内側の底のふちになんとなく銀がポツポツとたまっているように見られます。

■「フィルムとフィルムがくっついて現像されてしまってのでは? 」という可能性もあります。リールに巻いたら、遊びがあるか確認しながら確実に巻いた方がよろしでしょう。しかしこの場合はボトルの汚れのようですので新しいものを買うように(笑)ということです。
 銀かぶり、2色かぶりはというのは現像液の中に定着液が混入した場合に起る現象です。もしこの理由で現像が失敗してしまった場合は、新しい定着液の中でスポンジ等を使って拭うと取れることがあります。
 NYからこのご質問をいただいたので一応他の理由として、空港などでX線を受けるとスラッシュのように斜めの黒い線が現像されますので、フィルムの扱いは最大限に気を付けて下さい。


>セーフライトへの質問ですが,明るいものを探しています。トーマスのナトリウムランプが明るいとは聞いたのですが,どうでしょうか?
>他にお勧めのライトをお教えください。出来れば価格,販売元なども知りたいです。

■Thomas Duplex Super Safelightは明るいんです。というより天井が低くて壁が接近している日本の暗室には明るすぎるので、余程のスペースがある暗室でない限りはお薦めはできないと思います。RCペーパーでちょこっと焼くだけならでも出来ないことはないですが、MGのバライタでじっくり焼こうとするともう完璧にカブってしまいます。光量調整も上の蓋をかけるだけなので、あまり変化はないとの噂を耳にしております。
 私、個人的には銀一製のセーフライトは明るさもほど良く、性能共にいいんじゃないかと思っています。フィルターはコダック純正OCを使っていて、タマは便所電球なのでどこでも手に入るというのも大きいと思います。値段等が定かではないので、下記までコンタクト取ってみてください。
銀一(株)フォトショップ http://ginichi.com 担当者 : 鈴木 TEL03-3562-4211


>引伸ばしレンズにはフジノン・ニッコール(手ごろな物)からローデンストック・シュナイダー(高価な物)までありますが、どういう解釈をお持ちでしょうか?

■撮影からプリントを仕上げる迄の色々な行程の中で撮影レンズと同様引伸ばしレンズは大事な要素の一つだと思います。結論から言えば、最終的にどういう調子を表現したいか、によります。
 シュナイダー社のコンポノンは標準で美しい描写です。このレンズを基準にニコンのエルニッコールはシャープで硬調。粒子も良く目立つでしょう。フジ・フジノンEXはシャープで軟調。非常に繊細。ロ−デンシュトック社・ロダゴンは特に中間調の表現に得意があり非常に立体感のあるプリントに仕上るでしょう。しかし以上のことはあくまでも比較してのことであり、単独で観察しても分からないでしょう。
 私の推薦は「ロダゴン50ミリ F2.8」或いは「エルニッコール63ミリ F2.8」です。またレンズは作業が終わったら必ず取り外して暗室以外の場所で保管すれば相当長い期間使用できるでしょう。


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