ワークショップのお知らせです。今回は「ゾーンシステム」の講座、ぜひご検討ください。
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■アメリカの写真家アンセル・アダムス(注)は、カリフォルニアの雄大な自然をその美しさとともに写真表現するには、フィルムや印画紙の特性を充分知る必要があると感じていました。その結果、永年の研究から撮影や現像、プリントまでの一貫したシステムを考案し、銀塩モノクローム写真の特徴を高い次元で確立しました。この方法は、被写体の光をゾーンとして捉えることが大きな特徴です。被写体をゾーンとして眺めるには、まず、印画紙の最大黒から最大白まで一絞り差による10のトーンに分けたゾーンスケールを作り、メーターを使って被写体と関係付けいくという方法で、そこから、ビジュアライズ(プリントの想定)が可能になり、つぶれない黒、飛ばない白を確認し、適正露出を見つけるというものです。フィルムや印画紙の特性を充分引き出すこのシステムによって、中間のトーンを最もきれいに再現することが可能になり、クオリティーの高いプリントが得られるのです。現在市販されているフィルムや印画紙の特性を個人で知るためにも、ゾーンシステムは最も合理的な方法といえます。
■中型、大型カメラによるモノクローム写真表現の特徴は、何といっても深みのある豊かな階調表現といえるでしょう。しかし、露出やフィルム現像には多くの経験や難しいデーターが求められ、なかなか取り組めないのが現状です。ワークショップでは、光の特徴や露出の意味、フィルム現像やプリントの意味を確認し、一人一人のシステムを容易に構築できるように進めます。使用するフィルム、印画紙の特性を充分引き出すためには、感や経験だけではうまくいきません。そのためには、まず、使用するフィルムの感度を見つけることが必要です。次に、新しい感度に見合う標準現像時間を見つけ、キャリブレーション、ビジュアライズの訓練、撮影実習、プリント制作によって完成にこぎつけます。当講座は、モノクローム銀塩写真に興味のある人であれば、誰でも参加は可能です。中型・大型カメラをお持ちでない人は、貸し出しも可能です。(台数に制限あり)*終了作品は、アート・スペース・モーターにて展示予定です。
第1回 5/9(土)13〜17時 会場:ヒット・オン

ゾーンシステムとは何か、フィルムの感度測定のための撮影。フィルム現像の方法と注意事項。各自現像
第2回 5/24(日)13〜17時 会場:ヒット・オン

標準現像時間を求めるテスト撮影、4本撮影。現像方法と注意事項。各自現像。
第3回 6/7(日)A班9〜13時、B班14〜18時 会場:ヒット・オン

フィルムの標準現像時間を見つけるテスト撮影。最大黒、最大白を求め、撮影ネガからプリントすることで標準撮影現像時間を見つける。
第4回 6/21(日)10〜17時 会場:ヒット・オン

ゾーンシステムによる撮影。ゾーンの捉え方とビジュアライズの訓練。ポラロイドによるデモンストレーション。各自現像。
第5回 7/5(土)A班9〜13時、B班14〜18時 会場:ヒット・オン

ファインプリント制作。コンタクトプリント、テストプリントの方法。バーニング、ドジングによるプリントテクニック。自然乾燥。
第6回 7/19(日)13〜17時 会場:ヒット・オン

仕上げ→作品講評→まとめ→終了。ドライマウント、プリント収集方法。ベストプリント1点を目標にする。
準備 ●35ミリカメラ・中判 8×10インチカメラ
●三脚とレリーズ(常用しているもの)
●スポットメーター(ペンタックス・スポットメーター推奨)
●印画紙 、バライタ紙、8×10サイズ50枚程度
●フィルム:常用している35ミリフィルム・ブローニー・フィルム10本程度、4×5、8×10シート、フィルム30枚程度
●18%グレーカード(8×10サイズのグレーカード) ●筆記用具
募集要項
◎募集人員 15名限定 ◎受講料 50,000円(各自使用するフィルム、印画紙、暗室代は含まず。暗室料金は第3回、5回のみ含む)
◎申し込み Tel、Fax、E-mailのいずれかで申し込みください。
レンタルラボ<ヒットオン> 〒104-0042 東京都中央区入船2丁目5番9号 入船サイト2階
Tel : 03-6659-6866、Fax : 03-3552-0113、E-mail : lab@hit-on.co.jp
上記Tel、Fax、E-mailのいずれかで申し込みください。
◎振込先 ヒットオン:三菱東京UFJ銀行 赤坂見附支店 普No.0214928

■神奈川県生まれ。東京写真大学(現・東京工芸大学)卒業。写真家・細江英公氏の助手となる。1972年、細江英公オリジナルプリント展のためのプリントを担当。1977年、細江スタジオから独立しフリーとなる。1986年、アメリカ・バモント州ゾーンワークショップに参加。1995年"ゾーンシステム研究会"設立・代表。個展「ナチュラル・ランドスケープ」pgiギャラリー、「光への観照」写大ギャラリー、「リバー」ギャラリーオリーブ、「光へのまなざし」ポートレイトギャラリー、「Ghost Town, Bodie」アートプランニングルーム青山など多数。写真集に「藤田昭子の原風景」(筑摩書房)、「ゾーンシステム・ハンドブック」(朝日ソノラマ)などがある。川崎市市民ミュージアム写真講座、写真講座コルプス、東京写真文化館、東京工芸大学大学院、ギャラリーインシス等ワークショップ、レクチャー多数。東京工芸大学非常勤講師、京都造形芸術大学通信教育部・講師。ゾーンシステム研究会代表。
注)アンセル・アダムス
ゾーンシステム
ハンドブック
■1902-1984、米国サンフランシスコ生まれ。14歳のとき初めて訪れたヨセミテ国立公園の雄大な自然に感動して写真を撮り始める。以来、アメリカの自然を大型カメラで撮り続けた。1941年に光と露出の関係を表す「ゾーンシステム」を公表し、その後、有名な"グループf/64"の創設やニューヨーク近代美術館などの写真部門設立にも参加し、写真を芸術の域にまで高めた。彼の質の高いオリジナルプリントはコレクターの間でも高く評価されている。主な写真集に"Classic Images" "The American Wilderness" "Ansel Adams 100"等多数。

会場 Map
◇レンタルラボ ヒットオン◇
〒104-0042 東京都中央区入船2丁目5番9号 入船サイト2階
Tel: 03-6659-6866、Fax: 03-3552-0113 E-mail: lab@hit-on.co.jp
◇交通◇
東京メトロ・日比谷線 八丁堀駅下車 A2より徒歩5分
東京メトロ・有楽町線 新富町駅下車 5番 / 7番より徒歩5分
□資料請求、その他ご不明なところなどございましたら、お気軽にお問い合わせ下さい。

レンタル暗室(貸し暗室)・Gallery: Art Space Motor・株式会社ヒットオン
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